2018-07-15 校庭から蘇った記憶 大学生時分、未だ高校の友人と年に1度は会って居た頃だ。母校の舟入高校を卒業してから初めて訪れた。新築された校舎を通り抜けて当時と変わらぬ校庭を見渡した時、好きだったAKさんの記憶が鮮烈に蘇った。自らの意思では無く、視界に広がった校庭が反射的に、卒業してから1日も忘れる事が出来なかった彼女の記憶を溢れるが如く蘇らせた。恐らく数十秒の間私は立ち尽くした。友人に声を掛けられて我に返った。高校時代の内の2年間、自分の心の中の殆どを彼女が占めていた事にその時初めて気付いた。