広島回想〜日々雑感

1988年、父の転勤で広島に移住。中学・高校と広島で過ごした6年間の出来事と記憶をひも解きます。

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

年末、広島へ

娘の教育費が貯まらない中、妻子が横浜の実家に帰る間だけでも、私は25年前に中学高校を過ごした広島に還り、当時の記憶を少しでも呼び起こそうとする。帰巣本能か懐古主義か、心の傷が癒しを求めているのだろう、紙屋町から庚午へと帰る路が、今の自分が何…

優しくされた記憶

28年の時を経て、中学時代に優しくして貰った記憶が自分の身を穏やかに包み込む。嫌な思い出は20年も経てば忘却する。だから今、娘には言う。幼稚園の友達には優しくしてやれと。

がんばれ

中学では周りに流される形で卓球部に入った。試合に出るメンバーとは一線を画し下手者同士で遊び半分で汗を流した。その時バスケ部のYIさんが私の呼び名を読んで「○○がんばれ」と囁いてくれた。何故そう言ってくれたのか定かではないが、28年の時を経て尚…

1994年早春、脱出。

6年間に及ぶ広島での生活の終焉は、大学進学と言う不安の闇に包まれた長い受験勉強から解放される事で、それと同時に訪れた。大学進学とそれに付随する受験勉強に追われ、終わり行く広島時代を噛み締める間も無く、あたかも闇から脱出するかの様に1994年の早…