広島回想〜日々雑感

1988年、父の転勤で広島に移住。中学・高校と広島で過ごした6年間の出来事と記憶をひも解きます。

鳥の詩(杉田かおる)

中学で同じ卓球部だった2月29日生まれの彼はウルウと呼ばれていた。その彼がある時ポツリと「鳥の詩」を歌いたいと言った。当時は「鳥の詩」は合唱曲の定番だったが、生徒が自ら歌いたいとこぼすのは異例と言ってよかった。しかし私は彼の気持ちが理解できた。思春期の中学生にとっても「鳥の詩」は何かを思い馳せる曲だった。娘と別れた今、改めて「鳥の詩」を聴いている自分がここに居る。