広島回想〜日々雑感

1988年、父の転勤で広島に移住。中学・高校と広島で過ごした6年間の出来事と記憶をひも解きます。

呉遠征

高校1年の冬、北西風に小雪舞う厳しい冬型気圧配置の日、H君と自転車で呉まで走った。片道30km、当時の最長不倒距離、がむしゃらに走った。広島市内西部に住んでいた私にとって、6本の太田川を渡り、市街を東に抜ける事は大きな冒険だった。脳裏に焼き付いた灰色の海に武骨な工場、今日呉線から見た風景に当時の面影は無かった。