埼玉川越で仕事を終えて、南浦和のホテルに投宿、軽い夕食と小休止の後、京浜東北線で一駅、夜の浦和に繰り出した。前回訪れた時の再開発工事は完了し、所謂埼玉のイメージを綺麗に払拭した洒落た街が、気分の晴れない私を出迎え心を洗い流した。蔦屋書店や無印良品に寄りドトールでカフェラテをオーダーしたところで、ユーラシアの双子の石井の様な自由な気分が芽吹いた。夜のライトアップが一層そうさせるのかも知れないが、首都圏で住みたい街の自己ランキングの上位に浦和が食い込んで来た。妻が離婚を選んでも別居を選んでも、質の高い生活が待ち受けている気がして来た。