広島回想〜日々雑感

1988年、父の転勤で広島に移住。中学・高校と広島で過ごした6年間の出来事と記憶をひも解きます。

川西から豊中へ、そして広島回帰。

来年4月から通う事になるであろう阪大豊中キャンパスの周りに部屋を借りて、効率良く研究に取組むと同時に、そこを拠点にペダルを踏んで、広島平野を疾走する代わりになれば交通費も浮くのではとの算段から、池田駅近のひと部屋を内覧した後、川西から阪大経由で豊中を自転車で往復した。しかし広島とは違って来週またここを走ろうと言う気には到底なれなかった。初めて走る道だったからかも知れないが、無理して走行回数を重ねた所で、多感な中学高校時代に何百回と駆け巡った広島平野の代替になる筈も無く、私は一生を掛けて広島を疾走し続ける以外に、足腰強化は愚か、30年近い過去へのタイムスリップと言う第七感の刺激を得る方法は無いのだろうと改めて認識した。