広島回想〜日々雑感

1988年、父の転勤で広島に移住。中学・高校と広島で過ごした6年間の出来事と記憶をひも解きます。

広島庚午南の借部屋に入居

早朝4時半に明石の自宅を出て、開店と同時に不動産屋で庚午南の借部屋の鍵を受け取った。部屋を生活出来る状態に整えて、16時半に広島駅に向かって自転車を走らせた。広島駅で広島焼を食べて、初夏の夕暮れ時に庚午に向かってペダルを踏んだ。25年ぶりに旧家方面に向かって進路を取る事ができこの上ない安心感を覚えたのと共に鳥肌が立った。旧居前を通った時には身も心も43歳と18歳の自分が織り混ざった灰色の靄に包まれた。庚午南の部屋は最上階角部屋、横下ともコンクリで、至って静かだ。仕事の為だけの明石の自宅を縮小し、庚午に生活の軸を移したいとさえ思える。