広島回想〜日々雑感

1988年、父の転勤で広島に移住。中学・高校と広島で過ごした6年間の出来事と記憶をひも解きます。

令和元年のGW後半、庚午南にて。

GW前半は旧友を広島に呼んだ後、共に一旦明石に帰った。GW後半を明石で過ごす事も出来なくはなかったが、翌日早朝4時半には再度広島に向かってアクセルを踏んだ。サービスエリアで仮眠を取り、庚午の部屋では自然と眠りに落ちて、夕刻に紙屋町に向かってペダルを踏んだ。陽が沈んだ後のブルーグレーの空の下、帰路には舟入を選んだ。通学路だった庚午橋を渡る時には25年前にタイムスリップした体に鳥肌が重なった。庚午に部屋を借りてから、中学の時に優しくしてくれたIYさんが心の大部分を占めている。中学の時にベルを鳴らした彼女の家は建て替わっているものの、今でも家族が住んでいる事を表札と部屋の明かりが教えてくれている。IYさんには、広島に帰って来た報告と、優しくしてくれたお礼がどうしてもしたい。