広島回想〜日々雑感

1988年、父の転勤で広島に移住。中学・高校と広島で過ごした6年間の出来事と記憶をひも解きます。

2019-01-01から1年間の記事一覧

あの時始まったことのすべて

中村航著「あの時始まったことのすべて」を出張先、横浜関内のホテルで読了した。中学でお互い好きだった人同士が10年後に再会すると言う、私と余りに似たも物語に鳥肌を立てた。IYさんから返信を貰って20日ばかり、1日足りとも彼女が私の頭から離れた事は無…

30年前の残響

今日は水曜日ながら課の歓送迎会だった。この年齢になり乾杯の発声を初めて仰せつかった。体育会系の若い人達の騒ぎには付いて行けず、末席で静かな者同士でしんみりと呑んだ。久し振りの飲み会で気疲れして、帰宅した時には床にドッサリと肩の荷を降ろした…

今回の広島滞在を終えて

IYさんとメールのやり取りをしてから初めての滞在だった今回の広島。2日間で市内35kmを走る中で、中高時代の思い出や離婚・子供との別れで支配されていた心が晴れ渡り、帰途岡山に向かう高速バスの中で、過去も未来も悲観しない、極めてニュートラルな状態に…

IYさん、ありがとう。

GW中に投函したレターはGW明けにIYさんの実家に配達され、翌日実家の母親がIYさん宅に転送、レターを受け取ったIYさんは迷う事なくその翌日に私にメールをくれた。「またいつかお会い出来るのを楽しみにしています」の一文に私は涙を堪えるのが精一杯だった…

IYさんと連絡が取れた充足感

中学生当時、彼女からのエールに応えられなかった罪悪感に苛まれ始めたのは約3年前、このブログを開始してからだ。それが今日彼女からメールが届き、返信する事も出来るし、会う事も可能だと言う。28年の時を隔ててもなお私の心に響く彼女の激励が、令和…

IYさんからの返信メール

GW明けの週の金曜日、定時で仕事を終えて席を立つ前にスマホのメールをチェックした時、IYさんからの返信が届いた。歓喜と安堵が折り重なり思わず二度溜息を発声した。昨日広島の実家からレターが転送されて来て今日返事をくれたのも嬉しいし、いつか会える…

GW10連休、庚午南の部屋での6日目

連日の様に自転車で、己斐、紙屋町経由で広島駅前に繰出し、ノスタルジーに浸る日々が続いたせいもあろう、今日はくたびれて、部屋にいるのは居心地が良いが、自転車で出掛ける気にはなれない。普通郵便の配達は連休明けまで休みの様だ。色恋沙汰には無反応…

IYさん宛のレター

昨日パソコンで下書きしたIYさん宛のレターを便箋に書き上げ、庚午郵便局に投函した。内容は、広島へ帰って来た事、転校生の私に優しくしてくれて励ましてくれてありがとう、それだけに留めた。中高恋愛禁止の私にそれでもエールを送ってくれた彼女へ、28年…

令和元年のGW後半、庚午南にて。

GW前半は旧友を広島に呼んだ後、共に一旦明石に帰った。GW後半を明石で過ごす事も出来なくはなかったが、翌日早朝4時半には再度広島に向かってアクセルを踏んだ。サービスエリアで仮眠を取り、庚午の部屋では自然と眠りに落ちて、夕刻に紙屋町に向かってペ…

広島庚午南の借部屋に入居

早朝4時半に明石の自宅を出て、開店と同時に不動産屋で庚午南の借部屋の鍵を受け取った。部屋を生活出来る状態に整えて、16時半に広島駅に向かって自転車を走らせた。広島駅で広島焼を食べて、初夏の夕暮れ時に庚午に向かってペダルを踏んだ。25年ぶり…

初めての横浜での面会交流

平成から令和へと変わる10連休の初日、ららぽーと横浜で娘と面会交流した。今までの面会交流では娘はやや太っていたので、標準体型に戻った娘を見た時には安堵感が広がった。別れ際には、勉強を頑張る様に、○○ちゃんなら頑張れば1番になれると励ました。そ…

メンタル不調

Facebook連携の出会い系アプリに登録した事で自分の市場価値の無さに気付き、落ち込んだ。出会い系アプリにまともな相手は居ない。昨夜は19時に仮眠を取り23時に就寝する事で今朝は比較的スッキリ起きれた。春季賞与が出ない事が分かって名大院への道も険し…

教室から呼んでくれたIYさん

繰返しになるが、中学2年の時帰宅の途に着こうとしていると、男子から学年でも指折りの人気だったIYさんが、2階の教室から私の名を大声で呼んでくれた。振り返ると、彼女は笑顔で手を振るだけで「呼んだだけ!」の様だった。その時私はどの様なリアクション…

明石の自宅にて

昨日土曜は夕刻に広島の不動産屋で庚午南の部屋を借りる手続きを済ませ、自転車に乗る体力も残っていなかったし、広島に泊まっても明朝の新幹線で明石に帰るだけだけになるだろうからと、広島駅のお好み焼き屋で夕食を摂ってそのまま新幹線に乗り込んだ。翌…

しまなみ街道から広島へ

快晴の中、三週連続での広島行きとなる。岡山から四国に渡り、かねてから再訪したかったしまなみ街道を経由して広島に至る。今回は庚午南の借部屋の契約だ。昨夜はまた悪い夢を見た。瀬戸内の眺めがそれを洗い流してくれる事を期待する。

明石の自宅に帰って

広島天神川のホテルを朝早く出て、今最も心が安らぐ明石の自宅に急いだ。入居時に娘が居た頃からカーテンを締めっ放しだった寝室に陽の光を取り込んで、枕を北側に変えた。離婚、両親断絶、人間関係に於ける大きな出来事が絶えないが、明日からの仕事では今…

広島と実家からの帰省拒否

快晴の青空の下、天神川のホテルを出て広島駅の駐輪場から己斐の不動産屋までゆっくりとペダルを踏んだ。庚午南の物件の内寸を測り、アルパークのスタバでカフェラテを飲んだ。一旦帰省したいと言うメールを実家に送ったが、返事が遅い事から恐らく良い返事…

課長面談と大学院と裁判所

半年に一回行われる昨日の課長との面談では、課長級への昇進が一度推薦されたものの、昇進するにはその推薦を毎年受けなければならない事を聞き、昇進への道への険しさに落胆した。昇進しなければ大学院の費用捻出が容易ではなくなるし、会社で評価されない…

桜爛漫の広島を発つ

太田川沿いの桜が満開となった広島を夕刻の高速バスで発った。空はどんよりと曇っているが日没が迫った陽射しも影も無いこの時間帯に広島を出るのが最も侘しい。庚午に見た物件をどうするか明日には不動産屋に返事が必要で、広島は特に庚午での生活への憧れ…

庚午南の賃貸物件

早朝4時台に一旦目が覚めスマホで広島の賃貸物件を探した。安定剤を入れて悪い夢から再度目覚めたのは9時だった。ホテルの大きめのバスでシャワーを浴びて黒ずんだ心をリセットした。体調は悪くなく、物件を内覧してみるだけと己斐の不動産屋の門を叩いた…

黄昏時、桜咲く広島市内を西から東へ

新井口駅前の駐輪場に停めてあったクロスバイクに跨り、草津の自転車店でエアを入れた後、アルパーク横の広島焼店弁慶で軽い夕食を摂り、日没後のライトブルーの空の下、広島駅へ向かってペダルを漕いだ。離婚を間近に控え、大きな穴が空いた心を埋める事は…

年度始めの休日、広島へ

昨夜は部下達との上質な時間を過ごし、晴れやかな気持ちに包まれながら、今朝は広島行き高速バスに乗り込んだ。どんな時も支えになった広島とは言え、気分上々で訪れる今回は、娘と別れて以来幾度となく訪れた中でも、充実した滞在になるに違いない。広島平…

部下達との会食

桜がほぼ満開となった金曜日の夜、会社の部下2人と旧居留地オリエンタルホテルでディナーを共にした。神戸の夜景を眺めながら、28歳職場の一番人気の女性からはエネルギーを貰い、年上の派遣社員とも落ち着いた時間を過ごせた。別れた娘を忘れる事は出来な…

夜の浦和駅界隈

埼玉川越で仕事を終えて、南浦和のホテルに投宿、軽い夕食と小休止の後、京浜東北線で一駅、夜の浦和に繰り出した。前回訪れた時の再開発工事は完了し、所謂埼玉のイメージを綺麗に払拭した洒落た街が、気分の晴れない私を出迎え心を洗い流した。蔦屋書店や…

過去との決別

東京へ向かう新幹線の中で、妻が希望する離婚に応じる決意をある程度固めた。片道3時間の行程は今後の身の振り方を定めるのに丁度良い時間だったかも知れない。自分にも再婚して新たに子供を設ける権利はある。そうする事で、娘への強い拘りも幾分薄れるだ…

仕事で川越へ

離婚か別居かで相手と合意できない状況の日曜日の午後、晴れない気分を引き摺って仕事のため川越に向かっている。鉄道の旅を純粋に愉しむ余裕など無く、次回調停に向けての相手との駆け引きが待っていると思うと気が重い。離婚と別居のどちらに転ぶにせよ自…

二ヶ月振りの広島

春分の次の金曜日、午後本社でのプロマネの研修を受けて一旦帰宅し、慌しく自転車を車に積んで広島へ向かった。安佐南区の借り部屋を引き払って以来、二ヶ月振りの広島行きになる。名大院経済の受験勉強に迫られた頭は土曜日の朝ももたげたままで、アルパー…

名古屋大学志願へ

昨日、静岡への出張の往路で名古屋大学に寄り、経済学研究科社会人コースの入試過去問を閲覧した。学部レベルのマクロ・ミクロ経済を十分理解し時事問題に精通すれば、合格可能と思われる。25年来の学歴コンプレックスが今なお私の研究意欲を駆り立てている。

娘との3回目の面会交流

先週の土曜日に娘と3回目の面会交流を行った。神戸ハーバーランドのシネマでドラえもんの映画を観た。娘は今回も借りて来た猫の様だった。5ヶ月前、別れ側にパパの事を好きだと言ってくれた娘とは丸で別人だ。娘が産まれた神戸での面会交流は今回が最後と…

阪大博士→慶應通信→名大院経

自分の為にも娘の為にも、とにかく学歴を塗り替えたいと言う、学問に対して決して純粋とは言えない俗人的動機から、タイトルの様に志望校が目移りしている。慶應通信の願書締切が明後日に迫る中、一旦願書を書き上げたものの、名大院経と比較して労力の割に…